茶碗蒸し

   麩と ミツバと 椎茸だけの・・でも美味しいね。
   朝6時起きして作った。annーありがとう。

   そろそろ蕗の薹も? そう考えて河川敷へ向かう

   ふきのとう2

   こんな細い川を 幾筋も集めて 釧路川はやがて大河となり 
   釧路町 岩保木(イワポッキ)分岐点で二つに別れて 太平洋にそそぐ。

   ふきのとう1

   去年の今頃 えぞをは車の運転していたな~
   
   えぞを 「川へ落ちるんでないよ」と言ったね。
   鮮やかに思い出し・・風景がぼやける。まるで 哀しみを拾いに来たような。

   恐いな

   これからお天気下り坂らしい・・ おまけに震度3の地震まで。
   お隣さんから電話が・・だいじょうぶ? 
   「アリマトウ」息子が小さい時・・そう言っていたな~
 2016_03_30




       annの茶碗蒸し

       annの茶碗蒸し1

じーたんの通夜で 孫たちとたくさん話しが出来た。
釧路でも百貨店が撤退してから 珍しい食材が中々手に入らない。
丹頂市場で生麩を見つけた話をした。
JRの側の市場だから買って帰ったのだろう・・

杏瑠は作ったらあーチャンのパソに写真送るねと約束した。


いま写真が届く。 茶碗蒸しには紅葉の生麩が入っている。

作り方聞いたので 杏瑠のやり方で作って
あすの御霊供膳に供えよう。「あの・・杏瑠がね・・」とか何とか言いながら・・

織雅もシフォンケーキを焼いて 二切れ供えてトランポリンへ行った。

左の歯・左の首筋 左の腰と脚に違和感がある。
きっと左の大腿骨の頚部骨折の後遺症が 今になって出て来たのかもしれない。

今日したこと。
車の全額前納した 保険の解約 並びに返金振り込みの手続きをした。
余りにも面倒な手続きに 息子が保険会社まで出かけてくれた。

契約は息子名義に変更して そのまま10年間凍結した。
なんでも一番安い掛け金になっているらしい。
車音痴なのでわからない。

明日は歯科へ予約を入れよう。


 2016_03_29





織雅は亡くなった病室からずーっと じーたんのダウンを離さない。
孫の中で唯一父を知らない子だ。

じーたんはそのことを不憫に(口にしたことは,無いが)思い
父の代わりを自覚していた。

織雅は最後まで じーたんにしがみつき 離れなかった。

26日27日と トランポリンジュニア大会が有った。

此処にいないで「湿原の風アリーナ」へ行って!と手を合わせた。

やがて一位で予選を通過とメールが入り 、翌日の規定は高得点で一位と
メールが入った。つづいて午後からの自由演技では トラベル少し・・不安と

待つことしばし・・やがて「やったー」と一位の報告が来た。
じーたんは 中陰から大忙しだったことだろう。

すみれ 「織雅ずーっとじーたんコート着てたよ」 と言う。

今日春休みの織雅に電話した。
六花  「次回の大会はいつ?」
織雅  「5月 北見だよ」
六花「  「じゃーコート着てられないね・・」
織雅   「ダメなの?・・」

それから考えた。 酸素漂泊したら まだ充分に着られるなー
あまりにも 思い出がありすぎて このジャンパー一枚のために

   一日中ナミダがこぼれて・・・
   ジャンパー1

   水分補給せねばーー
   ジャンパー2

   散歩に出たら 今日はすずめの運動会らしかった。
   大勢で春の歌を唄っていた。
   すずめ





 2016_03_28




誰でも生きている内に 色々な事に遭遇する。
大半は 未知のことであっても想像を越えることは無い。

六花にとって あらゆる感受性を総動員しても・・想像する 予知することも
かなわなかった事が 二度ある。

それは

子供の誕生と

夫の死

人によっては、我が子の死も有るのだろう・・

夜半に二度も脚が突っ張り 激しい痛みに起きて歩き回る。
このままでは 自分が駄目になると 自分の理性が警告している。

家の中には 思い出すさえ辛いものが・・目に入る。
このままでは こころも壊れてしまう。

小さな骨箱をバックに入れて フクジュソウの咲く町へ出る。

気温・10度ほど・・あたたかい・・

コトコト言ってる骨に語りかける。 前に発見した違うデザインのマンホールだよ。
箒もってないから・・どうかなぁ・・?

   マンホール

   前に一緒に写したのはこれね

   マンホール2

   49日の間は まだこの世の人だと信じて語りかける。


 2016_03_27




二七日です。

苦しい中でも  手放さなかったノートと 鉛筆。

きっとその中に 俳句が書いてあるに違いないのですが
まだ ページを開くことが出来ません。

六花がえぞをの作品の中でこの詩が一番と思って居る詩があります。

今となっては掲載許可もとれません。
この詩は 並樹とN子さんの結婚式・・入場式に朗読されて
二人は入場してきたのでした。

詩・・えぞを
朗読・・六花

音楽
ヴァイオリン・子守唄 (フォーレ)
同上      愛の喜び (クライスラー)


          美しい朝

  新しい命に何のためらいがあろう
  彼も彼女も両腕をふるわせ 大きな声でこの世に生まれてきた
  1964年
  初冬の雪の小片が透き通るガラスの表面を滑って窓枠に舞う
  朝が始まる この温かい息づかいの部屋から地上のすべてのものに
  静かな意志がひろがっていく

  思惟をさえぎる峰々と沖へ導く思慕のディスタンス
  灯台光に見守られて(まもられて)彼も彼女も育った
  石炭ストーブの家では
  煙突から煙が海へ飛んで行く
  追いかけて行く心が トランスポートの貨物船と出合う
  それから迷子になるほど遠い日々
  親の生涯でいちばん嬉しかった其の日 わが子が生まれた
  その日
  春は虹の下へ乳母車を押し出し
  夏は裸足で渚を跳ね
  秋はいっそう寡黙な家族となった
  冬は北風の旗となって丘に登り
  夜は暗黒のしじまに祈った
  ふたたび平凡な朝が来るだろうかー

  時はどんどん過ぎていった
  追い越すことも追い返すこともできない季節が流れ
  無辺な大玻璃の僅かな痕跡に過ぎない私たちの
  その存在を示す100冊のアルバムがある
  今も語り続ける過去と未来のー

  花を摘んではいけない 心が乱れるから
  犬の眼を打ってはいけない 人間と(ひとと)同じ哀しみを
  持つから
  森の死角に入りシギの警告を聞くが良い
  沼へ行ってせめぎ合う水の掟を教わるがよい
  おびえるものに 夜半の電話と虎落笛(もがりぶえ)
  魚になろうよ 虎になろうよ 海の野原で

  男の子は崖から飛んでスーパーマンを夢見た
  女の子は木によじ登り魔女を気取った

  日曜の庭に桃の木を植え 祭りの街を探して歩き
  思い出すさえむずかしく
  それからも時が熟しつづけた  熱い刻がー
  やがて勁い(つよい)掲示が忘我の砂丘から起ちあがり
  彼らは幾千万年の光芒をたどる因子となり
  いま 妻に選んだ相手と
  いま 夫に選ばれた自分のために
  たがいに指ふれ合い 用意された街角を曲がる

  昨日 スーパーマンになれなかった男の子は
  昨日 魔女になれなかった女の子は
  地軸が傾く地平の点の
  カギっ子の町 蝌蚪の町にとまどいながら
  校庭の隅にたくさんの言葉を植え
  コールサインやクレヨンで物語を綴り始める
  タキシードと白いドレスで出かける道のなんという陽気な遙けさ
  若い二人は傲然と肩肘張って行くがよい
  若いから愚かしさも許されよう
  けものにけものの徑があるように
  彼らに彼らの舞台があって オーケストラがある

  語ろうよ
  昨日の拍手と きょうの拍手について
  昨日の微笑みと きょうの微笑みについて
  これまでの愛と これからの愛について
  その とりとめもなく すてきな愛ー
  ささやかな愛について

  一九九二年
  いま 妻に選んだ相手と
  いま 夫に選んだ相手と
  たがいに指ふれ合い 用意された街角を曲がる

          (一九九二・九・六) えぞを   
    


  美しい朝1

  美しい朝2

  家族新聞・・海見えて・・NO11 より  1992年11月15日発行
 2016_03_26


旅立ち

Category: 庭の花  


     行って来ます3

     ようやくチューリップの芽が出て来た。 そんな日     

     行って来ます4

     琳花は美味しく出来たよと・・鶏肉の甘酢あんかけを供えた。
     本当は祖父母で出発を祝うはずだったと・・六花はお赤飯を炊いた。


     行って来ます1

     大きくなったね・・

     行って来ます2

     「行って来ます」  彼女は両親と共に出発。 
     お姉ちゃんの待つ家で共同生活をする。

     いっぺんに、二人がいなくなり・・・50代が二人 70代が一人になった。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

近くの駅前食料品の商店が閉店した。 年寄りがどれだけ助けられていただろう・・。

これで 配達してくれるお店は無くなった。

いまは 何も考えられない・・
息子が「お買い物にスパーまでつれて行くよ」という。

もうこの町はいやだと思う。



 2016_03_25



普通の人は読めない。 御霊供膳と書いて おりくぜんと呼ぶ。

六花は 自分の食べるものを少しだけよそって えぞをと二人で
食べていた。それで良いと思って居た。
初七日(しょなのか)に葬儀社がお花を持参して お膳を持って来た。
¥3500円支払う。 供養にはとても厳しい決まりがある。

お魚お肉 卵、乳製品など一切だめで、ご飯 汁物 香の物、豆 煮物など。
5個の椀がある。
       おりくぜん

       此処に載せたのは、思いっきり戒律を破ったのだ。
    
息子 「お父さんがよろこぶかな~?」 という言葉だった。
    「そんな無駄遣いしてって きっと言ってるよ」

戒律を破ることにしたのは
とても疲れてきたのと・・自分が御霊供膳と一緒のものだけ食べていると
まずくて・・だんだん痩せてきたから・・ 実は何も心がこもらない。

昨日から微熱があり、 目も薄くなり 脚から力が抜けてくる。

一体誰が決めたことなのだろう・・  今朝は写真のおかずで朝食を摂る
「美味しいもの好きなもの食べようね」と語りかけながら・・向かい合って食べている。
それに 一日何回も 六花が食べるものを上げている。

     3/23日したこと

郵貯へ行き 六花の預金の残高を調べた。  
6月まで年金が入らなくても 何とかやって行けそうで
安心する。 それもえぞをのおかげだと・・感謝する。

小雪の中を歩きながら。。。(一人で生きて行く)って厳しいなーと
感じながら 下を向いて歩く。


 2016_03_24



札幌で えぞをと五十五年前再会をした。
その年のクリスマスプレゼントを まだ持っている。

53年前

あれからクリスマスは 子どもたちを秘かにだますゲームになり
小児病棟の感動的なクリスマスの夜を過ごし
時代は流れて 私たちと同じ事をして・・両親から騙される孫たちに
微笑んだ。


           サッポロは秋

      ひかりを洗い落とし
      いよいよ彫りを深くする街
      流れに沿って冷たいベンチの上
      ためらうエラの呼吸は
      あなたは一匹の魚
      こんなにもやさしく腕の中で
      のびやかに脚をのばす

      花時計がひたいを埋める露のカーペットに
      昼の誠実と交替した愛が
      時計塔がささやく
      ほしいものを早くお取り

      目を閉じて行くもくれんの花
      くずおれやすいあなたのヴァーチェ
       かしこいあなたは
      落ち葉の裾をひらり逃れて
      鍵の迷路へ誘うのですか
      サッポロのエコーの森・指の森

      忘れ物をしたのは季節です
      馭者たちへ長い手紙を書きましょう
      北国の空は針が落ちる音です
      もう帰らなければならない時刻です
      エルムの広場で孤独を抱く者
      バリトンが去りかける
      JOHR JOHR
      ごきげんよう

      あなたは微笑って 鍵をとり出し
      立木のひとつに入ります


              えぞを詩集ー約束ーより

あれからえぞをは 折に触れ 詩や短歌そして俳句を作った。
その才能を尊敬し、言葉の魔術師のようだなぁ~と思って居た。
もっともっと言葉を紡いで貰いたかった。
 2016_03_23



ほんとうの春なのだろうか?
どうして雪の無い三月なのだろう。 このあと腰までぬかるような
この地域特有の 「どか雪」に見舞われるのだろうか?

キタミフクジュソウ

えぞをは車から降りられなくなっていても 「お財布忘れたー」
「お財布に千円しか入ってなかったわ~」という六花のために
いつも小銭入れを用意していた。

小銭入れには 15000円が入っていた。 車の中の小さなポケットにも
病院へ携帯するカード入れにも・・アチコチから3000円、5000円と
出てくる。
そして今日は あちこちの温泉の回数券が入っている袋からも出て来た。  
胸を突かれるような思いの中でとうとう声を上げて泣いてしまった。

自分はとうの昔に 温泉に入れなくなっていた。
六花が温泉に入っている間 車の中で俳句を作ったりして待っていた。

これからどうやって生きて行けばいいの?・・・

                      
             北の旅

      押し出される先から
      いさぎよく落伍するためのデッキに
      端正な辞儀と帽子のために
      駅がまばらな人と決別すると
      はやくも霧が瞳孔におし拡がり
      野っ原に牛乳(ちち)の匂いを嗅ぐのだ

      歯朶叢をつらぬき
      先行する思考 河口で始まったのは行く手に未知
      があるという信仰だ

      森の蝶をそよがせ
      白亜の河床を裁って進み
      散開して行き指開く火山灰地(よなち)の枯れ木
      その末端から傾いて行く地平を
      渡り鳥と村人とが横ぎって行った

      熟れすぎた乳母の胸から
      太陽の庇からつんのめって落ちた鳥影に
      手を振り 西へ手を振ろう
      車軸が露に冷えきると
      夜は愛の目でいる奴
      最寄りから指を算えはじめ
      赤児の前で釘づけになる
      もろいものから予感がはじまり
      恐怖がひろがりはじめる

      何故我々は抱き合うのか
      みんな肉が血を流した痛い記憶だ
      すべての光明に背を向けても
      愛し愛し続けていたのに
      そのディスタンスのはるかな一端に
      銀河が回転している

      背を折り曲げてやさしい人
      椅子に抱かれたいとし児よ
      窓の外を失意の時が追走している
      網棚の上の唄わぬ帽子
      シートの下の秋の花束
      それら総てに関わりなく
      途方もなく北上する汽車は律儀にさみしい
      地に停まる

      目的は進行するということ
      不毛の意識に泉の匂いを炊き込めるということ
      野ざらしになるということ
      古い地図うけついだ者はランプの中にとらわれ
      家系にたてこもりそこで睡り
      しかも生まれた時からかたくなであった者には
      別れすらない

      ひたいを火に灼き鉄に意志を与えし者のすえにして
      それらのかたみに灯と介在を厭い旅行く者
      すべての智恵と感覚をねむらせ
      誇りをのみ目覚めさせ
      さびしさつのり来ても不遜をよそおい
      不滅の顔をよそおうことを誓おう

      夜を駆ける汽車は方向そのものであった
      めざす北の方角では早くも雷鳴が始まって
      いるように思える

 2016_03_22




二人合わせて一人の分の健康しか持ち合わせていなかった。
姑も小姑も 六花との結婚に反対であったと
結婚して直ぐ分かった。無理も無い。

えぞをは 「シンプルに生きよう」と言う。それがやくそくだった。
何か問題が起きると・・我々はシンプルに生きるへ立ち返っていた。
なるほど えぞをは 平均寿命を生ききった。


詩集


                   約束

          ラデンの森からアデノイドに沁みるさむさが去り
          毛皮にうずもれた麻酔のねむりからあかい月が飛び出し
          ボクのすきなウルフなんかナミダながして
          それから
          まじめでいるボクとモモをぬすんだオマエと
          木株に腰かけていて
          だれにも逢わないでいた

          まんぞくしている時は自分を考えないで
          食べることを考えないで何もしないでどこへも行かないで
          オマエは毛糸を編んでいる
          昔からそうだったろうか二人は
          足元の泉の底からよびかけてくるパパの呪文は
          ボク  ボク  ボク  ・・・・・・・
          ボクはゆさぶられていた
          ぐんぐん伸びどおしの杉の幹に生まれたコダマたち
          ひとつずつこたえ合って谷に落ち
          ママンを探している
          地獄へ落ちたママン

          小さい女はいじわるでちいさい男はいたづらずきで
          わるい奴とわるい奴とふざけているとへんにすきになる
          お金なんかなく
          すてるものもなく
          森は完ぺきなんだ
          と言ったら旅の人がわらったが
          あの人のケロイドはすごいねとオマエはあおざめて あおざめて

          ミミズクが病気になってから永遠が流れだした小川に
          手を取り合って踊っている木立に
          くるおしい月がかかるとおんなは魔術にかかり
          ふいに泣いたりボクをこばんだりかくれたりするが
          夜はどうして変なのか
          つかまえても押さえても腕の間からにげていくタマシイ
          タマシイはホタルが好くから
          ホタルが  円陣でとんできた

          森に番人がいる
          黒いカギ束で夜のトビラを開け
          ゆうべのワナをとりのぞき
          パンから生まれた蜜蜂に
          朝のパンくずをはねとばす
          オマエはしゃべりはじめる
          モモがけさは熟れたから

          モモの木の下は祈りの場所で
          ひるねの場所もモモの木の下
          オマエもボクも夢を見る
          もうウソをつきませんといって
          ナミダながしていて
          本気であやまったのだろうか

          オマエの愛がボクへの愛より強いものだとしても
          ボクの敵がちょっぴりオマエであるとしても
          森の平和をみだす口実にはなりません
          出逢ったとき山羊が教えた約束です 
    


3/20日したこと
 電話の名義変更・・死亡届と 戸籍抄本が必要。
 だんだんまわりから えぞをの名前が消えていく。
 その分の重みが 六花のこころに沈静していく・・
 寂聴さんが 夕べテレビで話していました。
 「死んでも この世で愛した人の側にいます。」
 「いずれみな死ぬんです。 また会えます」 何と言う恩寵だろう。           
 2016_03_21




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プロフィール

Author:六花
一人でも 楽しく生きて行こう。
心の中にパートナーが
いるのだから・・

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